ひらパー『 SNS映え用エキストラ 瞬間フレンズ』/メタSNSマーケティング

大阪(門真)出身者として、ひらかたパーク、通称「ひらパー」には勝手に親近感を持っています。2013年から枚方市出身のV6岡田准一さんを「超ひらパー兄さん」後に「園長」として起用したイメージ・プロモーションは、ひらパー愛をベースにユーモア溢れるものであり、ブランド・コミュニケーションとしてのクオリティが非常に高いものです。また、毎年、プロモーションとともに楽しみにしているのが、園内におけるシーズン企画や新サービスです。

そして、今夏の新サービス!
『新サービス SNS映え用エキストラ 瞬間フレンズ」

http://www.hirakatapark.co.jp/hirapar_niisan/syunkan-friends/

※京阪淀屋橋駅地下通路でこのポスター見て、その場で爆笑してしまった。

これ、単に面白いだけでなく、メタなSNSマーケティングがすごいと思いました。「メタな」というのは、最近のSNSマーケティング(何らかのインセンティブを提示してSNSでの拡散を狙う)を踏まえた上で、『撮影した写真は、指定のハッシュタグ「#僕たちみんな面識ありません」をつけて、SNSにアップしよう!』とSNSへアップするシーン(シェアするシーン)提案にいたるまで、ひらパー流の諧謔があるところです。エキストラの面々「この夏、ひらパーであふれる自己顕示欲を満たしてみませんか。」というコピーも秀逸です。

上でも触れましたが、ひらパーさんが、ブランド・コミュニケーションに優れているのは、自分たち(ひらパー)の存在価値(メジャーなテーマパークとは異なる強み)を明確に認識し、自分たちが大切にしている価値観をサービス(提供価値)として具現化し、共感して欲しい人に向けてストレートにコミュニケーションしているところです。(だから、アンチによって炎上することがない)

ブランド・コミュニケーションやSNSマーケティングに限らず、マーケティング施策について、自社らしいやり方を確立するためには、愛情を持ちながら自社を客観視する(メタな視点で経営環境を俯瞰し、相対化する)ことが大切だと思います。

「ひらパー愛」にまみれた「ひらパー」のマーケティング戦略から、ますます目が離せません!

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